ハクビシンは木登りが得意であるため、天井裏にも簡単に侵入します。
また、頭部が入る場所ならどこからでも入り込め、4cmほどの隙間があれば簡単に侵入できてしまうため、
天井裏・床下・物置の中などが格好の巣作りの場となってしまいます。
ハクビシンは屋根裏の断熱材をベッドにするだけでなく、多くの場合トイレにしてしまいます。
糞尿の臭いは強烈なため、臭いで動物の存在に気づくケースも少なくありません。
ハクビシンは、同じ場所に排泄する習性があるため、
ひどい場合は
糞尿で天井板が腐ったり、重さで抜け落ちたりしてしまうこともあります。
ハクビシンは野生動物のため、ほとんどの個体がノミ・ダニを保有しています。
多くのノミ・ダニは吸血性であるため、人間の血を求めて室内に広く拡散して繁殖します。
さらに、ダニの死骸や糞、脱皮殻がアレルゲン(アレルギーの原因)となります。
ハクビシンの侵入によって、ノミ・ダニが住宅内に繁殖すると、
アレルゲンに触れる機会が増え、
喘息やアトピー性皮膚炎の発症のリスクが高まります。